放射能汚染と学校給食 [考えること]
ピロが小学校に入学するにあたりとても気になっていたのは給食のこと。
同じ港区のママ達と情報交換していると学校の対応も
家庭の対応も全然違うってことを知って結構ビックリ
クラスの半分くらいは水筒持参で牛乳飲まないのよ~というクラスもあったり、
ピロのクラスで水筒持参は0!!(夏なので持参する子は増えましたが、入学当初は0でした)。
区で検査をしているといっても実際どのように検査しているのか?などは
かなり不透明。
東京ではないけれど、福島の食材を積極的に給食に取り入れるという地域や
実際に汚染が検出されても使い続ける学校や。
親としてはやはり不安です。。。
子供の口に入るものは安全なものであってほしい。
これは全ての親が願っていることではないでしょうか。
もちろんこれは放射能だけの問題ではなく、農薬や添加物など害があるものは全て、という意味で。
そんな中こんな本を見つけました
これを読んで給食に対する見方が変わりました
特に給食にかかわっている方たちの生の意見がとても胸に響きました。
両親も給食提供者もみんなが悩み、葛藤しながらこの現実に立ち向かっているんですよね。
給食に携わっている皆さんはみんなそれぞれが熱い想いを抱いて日々給食を提供してくださっているのですが、
特に長野県塩尻市の給食は素晴らしいと思いました。
ここ塩尻市は日本一給食費が高いということで有名になったらしいのですが、
教員や調理員が産地を訪ねたり、生産者を学校に招くなど研究に熱心で、
また食品添加物や農薬、遺伝子組み換え食品の問題にも対応、
チェルノブイリの時からすでに勉強し対応していたので、今回も野菜洗い、茹でこぼしなど
放射性物質の除去を工夫したり、
昆布を元に生徒たちにヨウ素についてや、出汁によって放射性物質を取り込まなくて良いことなどの
知識を教えたりしているそうです。
素晴らしい!!!
本来は全ての学校で同じ取り組みをしてほしいと思いますし、
行政も親も一体になって子ども達の命と健康を守るために最善を尽くすべきだと思っています。
(もちろん他人事ではなく私自身の反省も含めて書いています)
給食の現場の声を紹介します。
「(福島で地場産のものを取り入れる決定に対し)学校も、給食現場も、保護者も、最初は反発していても、
やがて諦めともつかない形で、慣れてしまいます。そういうものかもしれませんが、
心の葛藤は残ります。」
宝塚市
「食べることは『いのち』であり、行政はもっと『いのち』を守り育てることに真剣に取り組むべきです。
それは原発事故でも同じです。
現在の基準値をもっと引き下げると同時に、生産者の暮らしを守るため汚染や不安があれば国で買い取るなどの
徹底した取り組みが必要です。
私達は西日本にいて、安全なものが手に入ります。そのことに心のどこかで後ろめたさを覚えています。
被災地の子供の健康を第一に放射能問題には取り組んで欲しいものです。」
この気持ちすごく分かるのです。
私自身、東京にいて汚染されたところにいるのに福島などのさらに汚染された土地で生活さざるを得ない
人たちのことを思うと心の中で後ろめたさを覚えています。
食材など産地などを見て、東北産を避けようとする時に必ずその生産者さんの事が頭に浮かんでしまい
胸が締め付けられるような気持ちになるけども、家族の為に買う選択が出来ない。
本当にやるせなくなります。
いつかみんなが後ろめたさを感じることなく前向きにこの問題に取り組んでいける日が来ますように
実は放射能汚染についてよく分かってないという方もこの本は分かりやすく
まとめてあるのでとても参考になると思いますよ
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