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羊水検査を受けた訳② [病院]

続きです。

幸い、羊水検査については私達両家の家族は誰も反対しませんでした。
「産むまで悩んでるくらいならやったら?
 障害抱えた子を育てる大変さはよく分かっているはず。
 育てるのは誰でもない、あなた達なんだから。」

友達にも相談しました。想像通り、賛否両論。ネガティブな意見も多かった。
ある私の親友はこう言いました。

「私はやりたいと思っていたけどやろうと思った時にはもう遅かった。
 生まれるまで不安で不安で不安でやっておけば良かったって
 ずっとずっと後悔していた
から受けたいと思うのなら
 周りの意見に振り回されずにやって欲しい。
 私は結果的に幸運にも五体満足の健康な子を産めたけど、でもそれは結果論。
 もし違っていたら検査しなかった事を一生後悔したと思う。
 反対する人たちは結局、他人事。
 あなたに障害の子が生まれたら代わりに育ててくれるのかな?
 責任取ってくれるのかな?
 育てるのは自分達。
 自分の人生を決めるのも自分達。
 やりたいと思う、生きたいと思う人生を選んで欲しい。
 あなたの人生は誰のものでもないのだから。」

心にズシンときました。

そして私達が最終的に決意するきっかけになった言葉がこれ。
あるサイトで見た記事です。

アメリカ人だって異常の結果が出たら産むか産まないかは苦渋の選択。
でも・・・、

『「産む」決意をした場合。根っからポジティブなアメリカ人は、将来を思い悩んで
落ち込んで出産を迎える... なんてことはしません。
まず
医療面では、合併症がある場合を想定して、胎児の成長をきめ細かくフォローし、
万全な体制で出産を迎えます。
また、精神面でも、早くから各種サポート団体と
連絡をとり、スムーズに育児に取りかかれるよう
必要な情報を集め、体制を整えます。
羊水検査を受けたメリットを最大限に生かし、赤ちゃんを最高にハッピーな状態で
迎えるための努力を惜しまない
その姿勢には、本当に感心させられました。』

この記事でも言っているように、早期の決断を迫られるこの選択は、
誰にとっても生易しいものではなく、
それぞれの家庭の事情や考え方、
価値観、人生観などが大きく反映される苦渋の選択
だと思います。
障害児には、障害児だからこその、世の中に生まれてくる
意味、意義がある、
と思います。
でも正常児を授かっても、世の中には産む事が出来ず堕胎せざるを
得ない状況の人もいます。
それを誰が責めることが出来るでしょうか?

授かったけど産む、産まない。
検査を受ける、受けない。
障害と分かって産む、産まない。
どれも正解はないと思う。それは個々の人生だから。

授かった命をどうするか?というのは自分がどの状況にいて、個々の人生観、
倫理観が違うのだから他人が判断出来ることではないと思う。

私はウジウジ悩んで、将来のあれこれをモンモンと悩むのは苦手で、
ならばさっさと結果を知ってその後冷静にどうするか受け止めたいタイプ。

どうするか・・・は結果が出てからうんとうんと悩めばいい。
でも『産む』選択をした場合、
知らないで産むよりはその子が万全の体制で
産まれてこられるように環境を整えてあげることが出来るメリットがある
のだと。

検査をすれば、知らないで産んでから慌てふためくより、
覚悟して万全の体制でその子を迎いいれることも出来るんだと。

検査に到るまで色んな意見を聞いて悩んだけど、それは無駄ではなかったと思う。
ネガティブ意見を聞かなければきっとほとんど悩む事もなく、
安直に検査を受けていたと思うから。
真剣に悩んで悩んで結論を出せた、という事が今の自分にはとても大切

「自分が悩んで選んだ結果が、人生が自分にとって正しい道なのだ。」
そう思えたから羊水検査を受けました。

今悩んでいる方に少しでも参考になればと思います。

■ハワイの羊水検査
http://www.hawaii-arukikata.com/diary/2002/birth7.html

■ダウン症についての質問
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1295911

■ダウン症の人たちの治療の仕方
ダウン症と診断された場合の告知の仕方が記載されています。
非常に参考になる記事でした。
http://jdsn.ac.affrc.go.jp/trambl.html

■B-ABY LIFE CAFE 育児日記
実際にアメリカで羊水検査受けた人のブログ。
考え方に非常に同感。
http://blog.livedoor.jp/b_lifecafe/archives/cat_10011015.html

 


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